就職活動の基本

【初心者向け】就職活動の全体像を3ステップで解説|まず何から始めればいい?

「就活を始めないといけないのはわかってるけど、正直、何から手をつければいいのか分からない…」
そんな20代向けに、就職活動の全体像をたった3ステップに分けて整理したガイドです。

いきなり求人サイトを眺めたり、なんとなく応募を始めてしまう前に、まずは全体の流れを押さえておくだけで、ムダな行動が減って、内定までの道がかなりシンプルになります。


STEP1:自己理解と「軸」を決める

多くの人がやりがちなのが、
・なんとなく有名な会社を見始める
・条件(年収・休み・リモートなど)だけで探し始める

というパターンです。

もちろん条件も大事ですが、その前にやるべきは「自分がどう働きたいか」を言語化することです。

1-1. 自己理解で押さえておきたい4つのポイント

  • 得意なこと(人よりスッとできること)
  • 苦手なこと(できるけど消耗が激しいこと)
  • 興味・関心(情報を追い続けられる分野)
  • 働き方の希望(働く時間帯・場所・チームか個人か など)

ノートやメモアプリでいいので、まずは箇条書きで書き出してみましょう。
いきなり「やりたい仕事」を決めようとするよりも、自分の特徴を先に洗い出す方が、結果的にミスマッチを防げます。

1-2. 「就活の軸」を一文にしてみる

自己理解をもとに、次のような形で一文にしておくと、その後の応募や面接でブレにくくなります。

例)

  • 「20代のうちは、成長できる環境で営業スキルを磨きたい」
  • 「人とじっくり向き合える仕事で、長く続けられる環境を重視したい」
  • 「ワークライフバランスを保ちつつ、IT業界で専門スキルを身につけたい」

この“軸”があるだけで、求人を選ぶ目線も、志望動機も一貫性が出ます。


STEP2:業界・職種を大まかに絞る

次にやるべきは、いきなり企業を選ぶのではなく、「業界」と「職種」の候補をざっくり絞ることです。

2-1. 業界とは?職種とは?

  • 業界:IT・メーカー・人材・金融・不動産・広告 など「ビジネスの分野」
  • 職種:営業・事務・エンジニア・マーケター・コンサルタント など「仕事の役割」

同じ「営業」でも、
IT業界の営業と、不動産業界の営業では、扱う商材も、働き方も、必要なスキルもかなり違います。

2-2. まずは「興味が持てそうな候補」を3つずつ出してみる

完璧に決めなくていいので、まずは以下のように候補を書き出してみましょう。

  • 興味のある業界候補(3つほど)
    例:IT・人材・教育 など
  • 興味のある職種候補(3つほど)
    例:営業・キャリアアドバイザー・カスタマーサポート など

このレベルまで決まっていれば、求人サイトでの検索もかなり絞りやすくなります。


STEP3:応募・面接までの基本の流れを押さえる

ここまで来たら、いよいよ実際の応募フェーズです。
就職活動の基本的な流れは、次のようになります。

  1. 求人サイト・エージェントに登録する
  2. 気になる求人を保存・比較する
  3. 履歴書・職務経歴書(または自己PRシート)を作成する
  4. 応募(書類選考)
  5. 面接(1〜3回程度が多い)
  6. 内定・条件面の確認

3-1. いきなり「数撃ちゃ当たる」は危険

不安から、とにかく大量応募する人もいますが、これは正直おすすめしません。

理由はシンプルで、

  • 書類や面接の質が落ちて落選が続き、自信を失いやすい
  • 「なぜその会社なのか」が自分でも分からないまま面接に行くことになる

まずは5〜10社程度に絞って、1社ずつしっかり準備する方が結果的に早く内定に近づきます。

3-2. 面接前に必ず準備しておきたい3つのこと

  • 自己紹介(1分バージョン)
    → 学歴・経歴・強みを簡潔にまとめる
  • 志望動機
    → 「業界 × その会社 × 自分の軸」を絡めて話せるようにする
  • 逆質問
    → 「この会社で自分が働くイメージ」がわかる質問を2〜3つ用意しておく

この3つを事前に準備しておくだけで、面接の印象は大きく変わります。


よくあるつまずきポイントと対処法

● 自己PRが思いつかない

「すごい実績」がなくても問題ありません。
アルバイト・部活・サークル・趣味などの中から、自分なりに工夫した経験を探してみましょう。

● やりたいことが分からない

やりたいことが分からないのは普通です。
いきなり「一生続ける仕事」を決める必要はないので、「2〜3年続けられそうか?」「今の自分が成長できそうか?」という目線で考えてみると少し楽になります。

● 面接が怖い

面接は「減点の場」ではなく、お互いにミスマッチを防ぐための対話です。
完璧な回答よりも、素直さと一貫性の方が評価されやすいです。


まとめ:就活は「型」を知れば怖くない

就職活動は、何も知らない状態だと不安だらけですが、
全体の流れ(3ステップ)を知るだけで、かなり見通しがよくなります。

  1. 自己理解と「就活の軸」を決める
  2. 業界・職種の候補をざっくり絞る
  3. 応募〜面接の基本の型を押さえる

まずは、完璧を目指さずにノート1ページから自己理解を書き出すところから始めてみてください。
そこから一緒に、次のステップ(自己分析の深掘り・職種選び・面接対策)へ進んでいきましょう。

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